再開発のシンボルとなる「新駅」は、JR山手線品川駅から田町駅に向けて約900mの地点に新設されます。設計は新国立競技場を手がけた隈研吾氏。従来の駅舎イメージとは全く異なるデザインからも、新しいビジネス街の誕生が予感できます。新駅の設計コンセプトは「山(高輪側)と海(港南側)をつなぐ広場の役割を担う駅でありたい」というもの。その全容は、隈研吾都市設計事務所のHPよりご覧いただけます。
隈研吾都市設計事務所HP:
http://kkaa.co.jp/works/architecture/jr-new-shinagawa-station/
品川開発プロジェクトは、新駅設営のほか、複数のオフィスビルや商業施設、超高層のホテルやマンション、それらに連携したアミューズメント施設の建設が計画されています。さらに、山手線を挟んで西側の京急泉岳寺駅と空中歩道で結ばれるなど、JR利用に不便を強いられてきた泉岳寺周辺企業の歩行者ネットワークの強化も計画されています。
キープレスのコラムでもお馴染みのマーケティングプランナー清野裕司氏は、これらの事業が実現すれば、ビジネスにおける移動便宜性のメリットから、広範囲にわたってオフィスビルの建設やリニューアルが進み、それに伴い中小企業のオフィス移転が活発化し、品川駅周辺エリアの就業人口は急増してゆくことは間違いないと分析します。