新幹線停車駅の新神戸から市営地下鉄でひと駅。交通や経済などあらゆる面で"神戸の玄関口"となる三宮は、市内髄一の企業集積地区と言えるでしょう。駅南口には昭和8年の竣工以来、三宮のランドマークとなってきた百貨店「そごう」が構え、ここを起点として港に向けて伸びるフラワーストリートが国際都市神戸のビジネスエリアを象徴する"表の顔"となっています。
沿道には、日本を代表する生保や証券、食品、消費材メーカーが数多く拠点を構えるほか、神戸市役所が立地するなど、早足で行き交うスーツ姿のビジネスパーソンを最も多く見かけるビジネスエリアです。
三宮では現在、周辺地区の再整備構想「神戸三宮・えきまち空間」の基本計画が始動しています。これは三ノ宮駅を軸とした交通結節機能の充実や、周辺地域への回遊性の向上を図り、新しい神戸の玄関口の創造を目指すというもの。1981年の神戸ポートアイランド博覧会時に合わせて竣工した三宮ターミナルビルの開業以来、ほとんど変化して来なかった駅前ランドスケープと街の機能が劇的に変わります。このことによってビジネスエリアとしての利便性向上はもとより、数多くの商業施設が集積する三宮センター街などにも更なる賑わいが生みだされることは間違いないでしょう。キーステーションの再開発では、大阪駅や京都駅に遅れをとった印象もありますが、それだけに新しい可能性を秘めているとも考えられます。
※「神戸三宮・えきまち空間」基本計画の詳細をご覧いただけます。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/urban/kobetoshin/