英文メールではDear...と相手に呼びかけた後、用件を切り出しても失礼にはあたりません。しかし「いつもお世話になっております」から始まる日本のメールに慣れた方には「抵抗がある」という方も少なくありません。
そんな時には、
I hope this email finds you well.(お元気でお過ごしのことと思います)
という挨拶文で始めると良いでしょう。メールに返信する場合なら、
Thank you for your email.(メールをありがとうございました)
という出だしが、シンプルでおすすめです。 その後は、Regarding ~( ~の件ですが)と用件を切り出すとスムーズです。
Regarding the last meeting, ...(先のミーティングの件ですが)
Regarding the new project, ...(新規プロジェクトの件ですが)
など、「 ~」の部分を入れ替えると幅広い場面で使えます。Regarding the new project, ...(新規プロジェクトの件ですが)
そしてメールの最後の件で「お手すきの際にお返事ください」と書く場合があります。
そんな時におすすめなのは、
at your earliest convenience.
直訳は「あなたの最も都合の良い、早い時に」ですが、「なるべく早めに」「ご都合のよいときに」といったニュアンスで、便利に使える表現です。
I look forward to having your reply at your earliest convenience.
(お手すきの際にお返事をいただけたら助かります)
ここで注意したいポイントをひとつ。(お手すきの際にお返事をいただけたら助かります)
Please reply this email at your earliest convenience.
このように、「Please+命令文」という形の文にならないようご注意ください。
pleaseをつけると何でも丁寧な文章になるのではと思われがちですが、
その後に命令文が続くと「お返事いただけますよね」という強制的な意味合いになってしまいます。
これからのビジネスシーンでは英語は不可欠。英文でのメールをやり取りする機会もきっと増えるはずです。 その時、いくつかの文章パターンを知っておくとビジネスメールは書きやすくなります。
そこで、英文メールが来たときは相手の表現をマネして使ってみましょう。
パターンの引き出しが増えれば、手が止まることもなくなります。