Can you finish the minutes of the meeting by 5PM?
(会議の議事録だけど、夕方5時までに仕上げてもらえる?)
と上司から言われたとします。(会議の議事録だけど、夕方5時までに仕上げてもらえる?)
部下にしてみると、正直言って「勘弁してよ」な注文です。
そうした気持ちがあるときに、うっかり口にしてしまいがちな表現が...
I will manage. (なんとかします)
きっと、英会話スクールなどでは、そう教えるところもあるのではないでしょうか。しかしネイティブの上司は、こんなふうに解釈するはずです。
(今、すごく大変なんですけど...でも仕方がないんで、なんとかしますよ)
実はこのI will manage.は、使い方や、使う相手を間違えると失礼になる"地雷表現"なのです。
Point
manageを使うのは、状況がかなり困難で、それでも「なんとかやり通す」「うまくやりきる」といった場合に限られます。上司から仕事が上積みされるのはビジネスパーソンなら当たり前の事です。そこで安易に使うと、上司に対する"皮肉"と解釈され兼ねません。
また、前回紹介したmaybeやprobablyは、さらに「やる気のなさ」が強調される表現であるため、ビジネスの場で使うのはお勧めできません。
上司から仕事を上積みされたらこう言おう!
断りたいけど断れない上司のひと言。そんなときこそ、上手に対応することが株を上げる秘訣です。
ここでは3つの返答パターンを紹介します。お勧めの表現を(△)(〇)(◎)で示します。
(△)
No problem at all.
(大丈夫です。なんの問題ありません)
積極性を示すことは良いことですが、急な仕事の上積みに対してno problemと言い切ってしまうのは、安請け合いの印象が強すぎます。No problem at all.
(大丈夫です。なんの問題ありません)
(〇)
Don't worry about anything.
(なにも心配いりません)
「なにも心配ない」と言い切ることで「やれる」「できる」という気持ちを表します。about anythingをつけることで丁寧な印象を与えることになります。Don't worry about anything.
(なにも心配いりません)
(◎)
It shouldn't be a problem.
(うまく調整して、なんとか仕上げます)
直訳すると「それは問題にならないはずです」となりますが、今回のような上司とのやり取りの文脈では、「調整してうまくやる」と意訳できます。ビジネスシーンでは最も相応しい表現と言えるでしょう。
It shouldn't be a problem.
(うまく調整して、なんとか仕上げます)