「いったん社に持ち帰って、改めてご連絡します」――そう言う方が多いのではないでしょうか。
今回のビジネス英語は、まさにこうした場面で使える表現。「改めてご連絡します」の伝え方をご紹介します。
即答を避けたいとき、ビジネスシーンでよく使われているのが"get back to you" という表現です。
I'll get back to you on that after discussing with the head quarter.
本部と検討したうえで、改めてご連絡させていただきます。
これは「私のほうからあなたに、この件で返事をします」と、話し手の当事者意識が伝わる表現です。本部と検討したうえで、改めてご連絡させていただきます。
簡単な言い方ですが、普段のミーティングから緊張感のある交渉に至るまで、幅広く使えます。
また、いつまでに返事をするのかを付け加えると相手の安心感にもつながります。
例えば(水曜日までに)などと具体的な期限を示したい場合は...
I'll get back to you on that by Wednesday after discussing with the head quarter.
本部と検討したうえで、水曜日までにご連絡させていただきます。
ここでAttention!本部と検討したうえで、水曜日までにご連絡させていただきます。
皆さんの中には、"get back"ではなく"return"と言いたくなる、という方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの状況で "I'll return to you"と言うことはほぼありません。
"return"は、人やモノが物理的に移動するという意味を含んでいるため、"I'll return to you"と言うと、あなた自身が相手のところに再び戻って行くという意味が含まれます。おそらく相手は、状況に合わせて何となく意味を推測してくれると思いますが、正しい言い方ではないので気を付けましょう。
メールで返事する場合は"send"を使って、
メールで返事を「送る」というニュアンスを伝えることもあります。
We will send you our feedback as soon as we get back to the office.
社に戻り次第、〔メールで〕お返事をさせていただきます。
社に戻り次第、〔メールで〕お返事をさせていただきます。
さらに"get back to you"はカジュアルなシーンでもよく使います。
例えば仕事中に同僚に声をかけられて、「ちょっと手が離せないんだけど」という場面には...
Let me get back to you later.
あとで声をかけますね。
以上のように"I'll get back to you"は中学時代に習う単語だけで作れる表現ですが、あなたの気遣いと責任感を的確に伝えられる、シンプルで使い勝手の良い表現でもあります。そして、即断できないビジネスシーンでは、ぜひとも知っておきたいビジネス英語です。
あとで声をかけますね。