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福岡ビジネス地区の９月の平均空室率は前月比ほぼ横ばい

● 福岡ビジネス地区の9月時点の平均空室率は5.14％、前月比0.01ポイント下げました。9月は新築ビルへの移転や縮小に伴う解約の影響が出ていた一方で、建替え予定ビルや自社ビルからの移転のほか、拡張移転や館内増床などの成約の動きも見られたことから、福岡ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で大きな増減がなく、平均空室率は前月比ほぼ横ばいとなりました。9月時点の平均賃料は11,769円、前月比0.22％（26円）上げました。● 9月時点の地区別の平均空室率を見ると、赤坂・大名地区は10.81％、前月比0.57ポイント上げました。小型ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、新築ビルへの移転に伴う解約の影響などがあり、同空室率が上昇しました。天神地区は4.36％、前月比0.06ポイント上げました。成約が少ない中、郊外への移転に伴う小規模な解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。祇園・呉服町地区は6.95％、前月比0.31ポイント上げました。館内縮小や他地区への移転に伴う解約の影響により、同空室率が上昇しました。博多駅前地区は3.59％、前月比0.56ポイント下げました。建替え予定ビルや自社ビルからの移転のほか、拡張傾向の成約の動きが見られたことから、同空室率が低下しました。博多駅東・駅南地区は4.98％、前月比0.13ポイント上げました。他地区からの拡張移転などの成約があったものの、小規模な解約が相次いだため、同空室率が上昇しました。