OFFICE MARKET

オフィスマーケット

横浜ビジネス地区の平均空室率が９％台に上昇

● 横浜ビジネス地区の3月時点の平均空室率は9.18％、前月比2.70ポイント上げました。3月は延床面積1万坪以上の大規模ビル2棟が竣工したことに加えて、既存ビルでも大型解約の動きがあったため、横浜ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約2万7千坪増加し、平均空室率は2014年8月以来の9％台に上昇しました。3月時点の平均賃料は12,717円、前月比0.49％（62円）上げました。● 3月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。関内地区は3.74％、前月比0.51ポイント下げました。大型空室の募集中止の動きがあったため、同空室率が低下しました。横浜駅地区は3.77％、前月比0.13ポイント上げました。他地区への移転に伴う解約の影響などがあり、同空室率が上昇しました。新横浜地区は7.67％、前月比0.48ポイント下げました。中小規模の成約が見られたことや解約の動きも少なく、同空室率が低下しました。みなとみらい21地区は17.03％、前月比7.81ポイント上げました。新規供給や解約の影響により、同空室率は統計を開始して以降で最も高い値となりましたが、竣工した大規模ビルへの引き合いは増えているため、これから徐々に成約が進むと期待されます。