● 福岡ビジネス地区の10月時点の平均空室率は4.93％、前月比0.06ポイント上げました。10月は建替え予定ビルからの移転や拡張移転などの成約が見られたものの、統合や縮小に伴う解約の動きも出ていたため、福岡ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約4百坪増加しました。10月時点の平均賃料は12,200円、前月比0.36％（44円）上昇しました。● 10月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。天神地区は9.06％、前月比0.06ポイント上げました。竣工1年未満の新築ビルを中心に中小規模の成約の動きが見られましたが、他地区への移転や縮小などに伴う解約の動きがあったことから、同空室率が上昇しました。祇園・呉服町地区は4.86％、前月比0.50ポイント上げました。ビジネス地区外や他地区からの移転に伴う成約が見られたものの、一部の解約の動きが影響したため、同空室率が上昇しました。博多駅前地区は2.49％、前月比0.12ポイント上げました。成約が小規模に止まる中、統合に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。博多駅東・駅南地区は4.23％、前月比0.03ポイント下げました。縮小や統合に伴う解約の動きがあった一方で、建替え予定ビルからの移転や拡張移転などの成約が見られたため、同空室率が小幅に低下しました。