● 名古屋ビジネス地区の10月時点の平均空室率は4.09％、前月比0.38ポイント上げました。10月は館内増床や郊外からの移転などに伴う成約が見られたものの、自社ビルへの移転に伴う大型解約があったことや、新築ビル1棟が空室を残して竣工したこともあり、名古屋ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約4千坪増加しました。10月時点の平均賃料は12,826円、前月比0.58％（74円）上昇しました。● 10月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。名駅地区は2.88％、前月比0.06ポイント下げました。館内増床などに伴う成約の動きがあり、同空室率が低下しました。伏見地区は6.23％、前月比1.36ポイント上げました。郊外からの移転や館内増床などの成約が見られましたが、新規供給や自社ビルへの移転に伴う解約の影響が大きく、同空室率が上昇しました。栄地区は3.19％、前月比0.04ポイント上げました。解約の動きは少なかったものの、成約が進まなかったため、同空室率が小幅に上昇しました。丸の内地区は5.12％、前月比0.20ポイント上げました。館内縮小に伴う解約の影響があり、同空室率が上昇しました。