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札幌ビジネス地区の平均空室率は３カ月連続で上昇

● 札幌ビジネス地区の9月時点の平均空室率は4.08％、前月比0.16ポイント上げました。9月はビジネス地区外からの移転や館内増床、拡張移転などの成約が見られましたが、新築ビルが募集面積を残して竣工したほか、既存ビルでも館内縮小に伴う大型解約の動きがあったことから、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約9百坪増加し、平均空室率は2016年7月以来の4％台となりました。9月時点の平均賃料は10,604円、前月比0.24％（25円）上げました。● 9月時点の地区別の平均空室率を見ると、駅前通・大通公園地区は4.24％、前月比0.92ポイント上げました。他地区やビジネス地区外からの移転などによる成約が見られたものの、新規供給や縮小に伴う解約の影響があったため、同空室率が上昇しました。駅前東西地区は1.47％、前月比0.04ポイント下げました。一部で拡張移転に伴う大型成約の動きがあり、同空室率が低下しました。南1条以南地区は5.18％、前月比0.13ポイント下げました。新規開設など中小規模の成約が見られ、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は4.58％、前月比0.27ポイント下げました。拡張移転や館内増床、自社ビルからの移転に伴う成約の動きが見られたことから、同空室率が低下しました。北口地区は7.23％、前月比0.12ポイント上げました。館内縮小などによる解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。